学術・科学技術の振興
新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大を受け、株式会社日立製作所、同社役員、従業員、グループ会社役員からの寄付により設立した研究支援基金です
新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大を受け、株式会社日立製作所、同社役員、従業員、グループ会社役員からの寄付により設立した研究支援基金です。
【本基金の募集は2021年度に終了しています】
社会経済活動が複雑に連結する国際社会において、新型コロナウイルス(COVID-19)のパンデミックが世界各国で甚大な人的・経済的・社会的影響を及ぼすとともに、その対処を通して政治・経済、法制度、科学技術、国際関係など様々な分野において多くの脆弱性や課題が浮き彫りになりました。現在、国際社会はCOVID-19禍収束への努力とともに、よりレジリエントな社会の構築に向け、COVID-19禍からの教訓と知を共有する必要があります。
日立財団はこれまで学術・科学技術の振興に貢献するべく、科学技術領域のみならず人文・社会科学領域の研究者への研究支援も主要な事業として実施してきています。今般、より良い社会を実現するための長期的視点からの支援という当財団が大事にしてきた考え方に基づき、株式会社日立製作所ならびに同社役員や従業員、グループ会社役員からの寄付によって本基金を新設しました。本基金は、COVID-19禍への対処において顕在化したさまざまな問題をエビデンスに基づき学術的に調査、分析、考察し、その知見を国際的に共有することをめざす研究に対して助成するものです。
臨床研究や生物医学的研究ではなく、COVID-19禍が市民生活、政治・経済、法制度、科学技術、地域社会、国際関係などに及ぼした影響についての人文社会科学、政策科学、社会医学的側面からの調査分析や国際比較調査分析などとしますが、必ずしもCOVID-19の感染症に限定するものではありません。研究対象国は日本に限定する必要はありません。
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