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倉田記念日立科学技術財団

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倉田 主税氏
創設者 倉田 主税氏

 日本中が、いまだ敗戦後の虚脱状態から抜け切れずにいた昭和20年代はじめ、圧倒的に見えた欧米の技術を前に、あらゆる技術を海外に頼りがちだった当時の状況の中で創設者の倉田主税は、日本のためにもいち早く科学技術を振興して世界に通用する自主技術を確立しなければならないと決意しました。その実現を終生の念願とし、「真に創意ある自主技術を確立するためには、一企業だけでなく、国全体で先導的・基礎的研究に取り組まなければならない」と訴え、当時の新聞記事にもあるように、自分の退職金を提供して「財団法人 国産技術振興会」を設立しました。

 なお、倉田は昭和22年に日立製作所第2代の社長に就任。日立製作所の最も困難な時代に創業の理念である「自主技術による産業経済への貢献」という理想をかかげ、日立の事業再建を果すとともに、今日のわが国の技術力の基礎を築くことに大きな役割を果たしました。

財団設立を伝える当時の朝日新聞

左:1969年2月28日付
右:1969年3月2日付
「社会戯評 作者:横山泰三氏」