日立感染症関連研究支援基金 研究成果報告書(日本語)
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図 1 COVID-X Bangkok Meeting の様子図 2 現場見学会の様子の下水が流入する河川水や運河も採水地点となり得ることから,運河に架かる橋を訪問し,採水器を用いて水面から深さ約 30cm の水を採取する方法を実演した(図 2).3.1.2 シンポジウム プロジェクトメンバーに加え,タイの政府関係者を招いてシンポジウム「Wastewater-based epide-miology for tracking the COVID-19 pandemics and the SARS-CoV-2 contamination in water: Case studies in Asian communities(COVID-19 パンデミックを把握する下水疫学調査と水中の新型コロナウイルス汚染:アジア地域におけるケーススタディー)」を開催した.シンポジウムには 50 名以上が参加し,各国チームからの発表として,それぞれの国での最新の COVID-19 の感染流行状況や下水疫学調査の規格制定状況,プロジェクトの進捗状況等が報告された(図 3).3.1.3 ワークショップ プロジェクトメンバーのみの参加で,2 日間にわたってワークショップを開催した.まず,日本チームがリアルタイム PCR 法によって測定した,各国の下水からの新型コロナウイルスおよび他の病原ウイルス(ノロウイルス等)のモニタリング結果を共有すると共に,新技術としてモバイルリアルタイム PCR 法とハイスループットリアルタイム PCR 法を紹介し,本プロジェクトでの活用可能性を検討した.次に,国ごとのグループに分かれ,各国でのプロジェクトの達成目標と必要な工程を整理し,全体で共有した.その後,参加者をランダムに 3 グループに分け,プロジェクト全体としての今後の方向性を議論した(図 4). 本ワークショップで各国チームが整理したプロジェクトの進捗状況と課題の一覧を表 1 に示す.各国で 50〜400 試料の下水が採取され,下水疫学調査を本格的に開始できた一方で,下水試料の濃縮処理で使用する遠心分離機や試料を冷凍保存するためのフリーザー等の実験装置の故障が生じていることや,予算・流通面から消耗品の購入が容易ではないこと等の課題も確認された.議論を進める中で,以下のような点が共通する要望として51日立感染症関連研究支援基金 研究成果報告書

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