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社会をみつめるシンポジウム「漂流する高齢者」

2016年10月25日

高齢化社会の“みらい”を考える。
超高齢化を迎えた私たちの社会。現在、全体の27.3%を占める65歳以上の人口は、今後も増加が予想されています。こうした中で社会保障や年金、介護、医療、貧困など高齢化に関する問題があげられています。さらに今後は医療・介護・福祉などを含む総合的な地域包括ケアの必要性や高齢者の心の問題もクローズアップされるなど、まさに問題山積の様相です。今回のシンポジウムでは、誰もが避けて通れないこれら高齢化の課題を皆さんとともに共有し、あるべき将来について考えを深めます。

開催概要

テーマ 「漂流する高齢者」
基調講演 「洋七・オカンのがばい介護日記」
漫才師
島田 洋七(しまだ ようしち)氏
シンポジウム 「格差社会における高齢者の貧困〜老後破産の実態」
特定非営利活動法人ほっとプラス 代表理事 藤田 孝典 氏
「高齢者の犯罪における加害と被害」
拓殖大学 政経学部教授 守山 正 氏(コーディネーター)
「認知症とともに生きる:絶望を希望に変える地域の力」
認知症介護研究・研修東京センター 研究部 部長 永田 久美子 氏
「介護の準備とICT(情報通信技術)の利活用について」
(株)日立製作所 公共システム事業部 川崎 英樹 氏
日時 2016年12月10日(土) 13時30分〜17時30分
会場 拓殖大学文京キャンパス E館 後藤新平・新渡戸稲造記念講堂文京区小日向3-4-14
東京メトロ 丸ノ内線 茗荷谷駅下車 徒歩3分
定員 300名(受付順)
参加費 無料

参加申し込み

本シンポジウムは終了いたしました。
多数のご参加をいただき、ありがとうございました。

内容紹介

漫才師 島田 洋七(しまだ ようしち)氏

漫才師 島田 洋七(しまだ ようしち)氏 1950年広島生まれ。小学2年から中学3年迄の8年間を佐賀で暮らす。現在も佐賀在住。B&Bは、70年代に多くの漫才コンテストで賞を受け、80年代漫才ブームの牽引者となり、「笑ってる場合ですよ!」等数多数の番組に出演、『もみじまんじゅう』のギャグは一世を風靡する。著書「佐賀のがばいばあちゃん」は、累計販売部数1,000万を超える大ベストセラーとなり、祖母との生活を基に語る講演会は、爆笑と感動を呼び、全国各地で高い評価を得る。

特定非営利活動法人ほっとプラス代表理事 藤田 孝典(ふじた たかのり)氏

特定非営利活動法人ほっとプラス代表理事 藤田 孝典(ふじた たかのり)氏 反貧困ネットワーク埼玉代表、ブラック企業対策プロジェクト共同代表、聖学院大学客員准教授。
『ひとりも殺させない −それでも生活保護を否定しますか−』(堀之内出版、2013年)
『下流老人− 一億総老後崩壊の衝撃』(朝日新書、2015年)
『貧困世代 社会の監獄に閉じ込められた若者たち』(講談社現代新書、2016年)

拓殖大学 政経学部教授 守山 正(もりやま ただし)氏

拓殖大学 政経学部教授 守山 正(もりやま ただし)氏 刑事政策・犯罪学専攻。ブリティッシュ・カウンシル給費研究員、ケンブリッジ大学犯罪学研所 客員研究員、国連ローマ犯罪司法研究所客員教授を経て現職。犯罪を未然に防止する犯罪予防論の研究を続け、万引き、ひったくりなどをテーマに実証研究に関与している。著書に『犯罪学への招待』、『イギリス犯罪学研究T』、『ビギナーズ刑事政策』、論文に「現代犯罪予防論」、「犯罪不安感の一考察」など。

認知症介護研究・研修東京センター研究部 部長 永田 久美子(ながた くみこ)氏

認知症介護研究・研修東京センター研究部 部長 永田 久美子(ながた くみこ)氏 千葉大学大学院看護学研究科修了、東京都老人総合研究所を経て、2000年8月より現所属。厚生労働省「認知症の医療と生活の質を高める緊急プロジェクト」委員、「東京都認知症対策推進会議」委員、「認知症の本人の意見による生きがいづくりに関する調査研究委員会」委員長、「徘徊行方不明者ゼロ作戦の構築に向けた調査研究会」委員長、「地域密着型サービスサービス評価推進プロジェクト」委員など。著書、論文多数。審議会等委員多数。講演のため全国各地を飛び回る。

(株)日立製作所 公共システム事業部 全国公共システム第一本部 自治体ソリューション推進部 課長 川崎 英樹(かわさき ひでき)氏

(株)日立製作所 公共システム事業部 全国公共システム第一本部 自治体ソリューション推進部 課長 川崎 英樹(かわさき ひでき)氏 1991年(株)日立製作所に入社し、北海道地区にて、市町村の住民情報システムを担当する「システムエンジニア職」に就く。1997年より市町村の介護保険システムを担当し、介護保険制度の勉強を始める。2013年に市町村の要介護認定情報を地域の医療・介護職と共有するICTシステムを構築。2008年東京に転勤。札幌で一人暮らしの母親(73歳)が介護が必要になる場合に備えつつ、介護社会にICTを通じてどのように貢献できるか、介護への取組み方を研究中。

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