日立財団では、財団の活動情報を集めたニュースレターを発行しています。シンポジウム、セミナー、表彰式などの活動報告や、最新のトピックスなど、日立財団に関するさまざまなニュースをお届けいたします。
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2025年2月26日(水)、日立感染症関連研究支援基金 国際シンポジウム〜COVID-19パンデミックを契機とした感染症対策への取り組みと学び〜を開催しました。
当日は、会場53名、オンライン184名とたくさんの方にご参加いただき、本基金の助成を受けた5件の研究プロジェクト代表者が、2021年12月から3年間にわたり行われた研究の成果を発表しました。参加者からは、それぞれの研究が異なるアプローチで、コロナパンデミックからの知見を得ており、有益な成果が得られた、更なる研究活動の進捗に期待したい、などの感想をいただきました。
本シンポジウムの開催報告は、以下のページからご覧いただけます。
国際シンポジウム
記念撮影
親睦会
プログラム
開催挨拶
公益財団法人 日立財団 理事長 内藤 理
研究発表・質疑応答
発表1/総合型研究
「パンデミックにおける公衆衛生経済学と感染症予防の価値に関する国際共同研究
―新型コロナ感染症の教訓、および、将来の危機に対する科学的根拠に基づく提言」
東京大学 公共政策大学院 教授 鈴木 寛 氏、東京大学 公共政策大学院 特任教授 鎌江 伊三夫 氏
発表2/領域開拓型研究
「新型コロナウイルス感染症パンデミック下のマラリア根絶
社会・経済学と医学の統合的アプローチを通じた熱帯アフリカにおける挑戦」
大阪公立大学 大学院医学研究科 寄生虫学分野 特任教授 金子 明 氏
発表3/領域開拓型研究
「COVID-19対策の国際比較分析
〜リスクコミュニケーション、専門知、市民社会」
早稲田大学 政治経済学術院 教授 田中 幹人 氏
発表4/領域開拓型研究
「ダウンサイドリスクを克服するレジリエンスと実践知の探究
―新型コロナ危機下のアフリカにおける草の根の声」
東京大学 未来ビジョン研究センター 特任講師 華井 和代 氏
発表5/領域開拓型研究
「パンデミックへのレジリエンス向上のためのアジアにおける下水疫学調査の実装」
山梨大学 大学院総合研究部附属 国際流域環境研究センター 教授 原本 英司 氏
選考委員長講評
国際教養大学 学長 モンテ カセム 氏
2025年3月3日(月)、経団連会館において、2024年度(第56回)倉田奨励金贈呈式を開催しました。倉田奨励金は、日立製作所第2代社長の倉田主税が提唱し創設した研究助成金で、グローバルな社会課題解決力を担う次世代の研究者による自然科学・工学研究、および高度科学技術社会に通底する人文・社会科学研究を対象とする研究助成金です。
今年度は昨年を上回る342件の応募がありました。厳しい採択率の中、厳正な審査により採択された39名の研究者に対して奨励金が贈呈されました。
贈呈式では選考委員長の花木啓祐氏から今年度の選考経過報告があり、日立財団内藤理事長からは、受領者ひとりひとりに贈呈書を手渡しました。続いて各部門・分野の代表者にご登壇いただき、今後の抱負などをスピーチしていただきました。
今年度受領者39名の研究テーマはWEBサイトに公開していますのでぜひご覧ください。
日立財団 内藤理事長
花木選考委員長
研究助成金の贈呈
受領者代表スピーチ
自然科学・工学研究部門
東京大学 岩ア 孝紀 氏
硬質ポリウレタンのケミカルリサイクル手法の開発
大阪公立大学 加登 遼 氏
オールド・ニュータウンからヘルシー・ニュータウンへ:
居住者の歩数を増加する都市変容
愛媛大学 齋藤 卓 氏
分子化学反応のリアルタイム計測を可能にする蛍光偏光顕微鏡の開発
岩ア 孝紀 氏
人文・社会科学研究部門
東京女子医科大学 柏ア 郁子 氏
〈延命〉と呼ばれる科学技術の具体的内容とその価値に関する生命倫理学的分析
柏ア 郁子 氏
2024年度(第56回)贈呈式同日、贈呈式に続いて研究期間を終えた受領者による研究報告会を開催し、代表者4名に研究成果を発表いただきました。
今回発表された4名他、倉田奨励金による研究成果は研究報告書として公開していますので、詳しくはWEBサイトをご覧ください。
玄 大雄 氏
倉田 陽平 氏
発表1
エネルギー・環境分野
玄 大雄 氏(中央大学)
エアロゾルの気候影響の解明を目指した電気力学天秤の開発
発表2
都市・交通分野
倉田 陽平 氏(東京都立大学)
膨大な位置情報付きツイートから地域課題は見つかるか?
発表3
健康・医療分野
三村 維真理 氏(東京大学)
急性腎障害から慢性腎臓病移行へのエピジェネティックメモリーの病態解明
発表4
人文・社会科学研究部門
寺西 勇生 氏(慶應義塾大学)
製造や販売管理の技術革新がもたらす製品サイクルの短期化とデフレの関係
―大規模な製品価格データを用いた検証―
贈呈式・研究報告会閉会後は会場を移し懇親会を行いました。列席の皆様には和やかな雰囲気の中、情報交換などで交流を深めていただきました。
日立財団は、この交流が皆様の研究の更なる発展につながることを願っています。
2025年1月30日(木)、2024年度の日立財団アジアイノベーションアワード受賞者および研究概要を日立財団ウェブサイトに公開しました。ぜひ、ご覧ください。
電子ジャーナル「日立財団グローバル ソサエティ レビュー」は、5号発行の節目にシンポジウム(ハイブリッド形式)を開催します。
タイトル
「多文化共生社会とイノベーションの発見〜これからの日本をどのようにつくるか〜」
開催日
2025年6月15日(日)13:00-16:00
会場
アキバホール(アキバプラザ5階)
会場参加
先着180名(オンライン中継のハイブリッド形式)
日立財団は、これからの理工系人財に求められる問題発見力や、課題解決力を育成するために、小学校5年生を対象としたプロジェクト型探求プログラムを、日立グループ各社と連携し、実施しています。
2024年度は、大分県豊後高田市立高田小学校、茨城県日立市立仲町小学校、千葉県柏市立光ヶ丘小学校、千葉県習志野市立鷺沼小学校、東京都渋谷区立上原小学校の全5校に、日立グループ9社/53名の社員が講師として、出張授業に参加しました。
2025年2月19日に実施した講師交流会には、講師37名に参加いただき、児童たちに適切なアドバイスをするための、マインドや成功事例、授業の進め方の改善点などを共有しました。
次年度につながる大変有意義な交流会になりました。
講師交流会
月刊「先端教育」特集記事
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