日立財団が実施する研究助成金事業「倉田奨励金」人文・社会科学研究部門への助成実績について検証するシンポジウムを開催いたします。科学技術の発展の意味や価値と社会のあり方について、皆で考え理解を深めるため、専門家による講演と意見交換を実施します。
科学技術と社会の関わりにご興味のある方、倉田奨励金の応募を検討されている研究者の方など、多数のご参加もお待ちしています。
テーマ | 科学技術社会における人文・社会科学的アプローチの重要性 |
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日 時 | 2023年3月18日(土) 13:30〜15:30 |
開 催 | オンライン配信(zoomウェビナー) 参加無料 |
申 込 | 下記の申し込みフォームからご登録ください。 ※お申込み後、参加用URLをご登録アドレス宛にお送りします。 |
理事長挨拶 | 公益財団法人 日立財団 理事長 内藤 理 |
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基調講演 |
科学技術社会における人文・社会科学的アプローチの重要性 |
研究発表 | 倉田奨励金人文・社会科学研究部門受領者による研究発表
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パネルディスカッション | 助成実績の検証と科学技術の発展の意味や価値、社会のあり方について
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倉田奨励金 2023年度募集案内 |
第55回 倉田奨励金(2023年7月1日 募集開始)の応募要項について、事務局からご案内します。 |
倉田奨励金は、日立製作所の第2代社長、故倉田主税が日本の科学技術の発展を願って設立を提唱し、資金を出捐したことにより1967年に創設された研究助成金です。自然科学・工学研究部門の3つの分野(エネルギー・環境、都市・交通、健康・医療)と、高度科学技術社会に通底する人文・社会科学研究部門の4つの部門、分野を対象とし、これまでに1,526名の研究者へ、総額約25億円の助成金を贈呈しました。
高度な科学技術に支えられ、効率的で便利な生活を手に入れた現代社会と、その一方で起こる環境問題や人口問題をはじめとするグローバルな規模での社会問題。今社会では、科学技術と社会を俯瞰的、構造的に捉えた人文知の重要性が再認識され始め、倫理的・社会的な取り組み、法制度など、人文・社会科学の視点や、人間性、社会システムといった観点によるアイデアが求められています。
このような社会の変化をうけ、日立財団では、2019年度から「高度科学技術社会に通底する人文・社会科学研究」に対する助成を開始しました。科学技術の進歩や活用に対する、倫理的インパクト、法的課題、政策課題、歴史的考察といった領域から、ユニークな視点、かつ社会的意義のある提案を採択し、2022年までの3年間で35名の研究者に対して助成しています。
リンク
公益財団法人 日立財団「倉田奨励金」事務局
〒100-8220 東京都千代田区丸の内1-6-1
電話 03-5221-6677