新しい事業を作る理系のお仕事
~営業技術ってどんなお仕事?~
教えて 齋藤有香さん(株式会社 日立製作所)
今までにない“新しい事業”を作るお仕事-営業技術。
日立製作所でさまざまなプロジェクトに取り組む齋藤有香さんに
サイエンスエンターテイナーの五十嵐美樹さんがインタビュー!
私、こんなお仕事やってます
営業技術の実際のお仕事とは?
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インタビュアー 五十嵐美樹
POINT 01 お客さまと専門家をつなぐ営業技術というお仕事
ねぇ、齋藤さん、こんなことできない?
お客さまの要望をもとに、技術者や法務、営業など、さまざまな専門家と会議を重ね、新しい事業を作り出すのが営業技術のお仕事。 科学的な知識だけでなく、幅広い部署の専門家と意見を交わしながら、齋藤さんは日々、打ち合わせに、資料作りに大忙し。
現在、齋藤さんが関わっているプロジェクトはドローンを使った送電線の点検プロジェクト。実際に“人が鉄塔に昇って、見て・触って点検する”という危険な作業を、より安全・安心に行えるように自動化する、まさに最先端の事業!
POINT 02
大切なのは
コミュニケーション
どんな大きな事業をやっていたとしても、それを動かしているのは人なんです
齋藤さんが最も大切にしているのは、相手のバックグラウンドを理解しながらコミュニケーションを取ること。専門的な内容は理解しつつも、それを相手に伝わりやすく、わかりやすく提示することで、今までになかった新しい事業の意義を広く伝えてゆくことが営業技術の重要な役割。
学生時代から海外ボランティアなどの活動をしていた齋藤さんは、中国やフィリピン、ブラジル、ポーランドなど、文化の異なるさまざまな国との仕事を通じて、相手の立場に立ったコミュニケーションの重要性を学んだそう。
POINT 03
こんな経験が
今に生きています
それを選んだのは有香がやりたいって思うことを全部やっているはずだから、
(それは)今は点でしかなくても裏では透明な糸でつながっているんじゃないかな
(それは)今は点でしかなくても裏では透明な糸でつながっているんじゃないかな
就職で悩んだ時に、齋藤さんの友達がかけてくれた言葉…。
大学時代は植物学を専攻し、将来は研究職に進もうと思っていた齋藤さん。しかし、インドで行ったボランティア活動を通じて、現在の仕事へと進路を変更。
研究で養った論理的な思考も、ボランティアで培った社会活動への眼差しも、共に現在の齋藤さんの仕事を支える大きな力となっています。
新規事業を立ち上げるということは、常に新しいことを学んでいくということ。一つの専門分野を深く掘り下げるだけでなく、広くいろんなことを知ってゆくことが、営業技術の分野では、その人の強みになるのね。