領域開拓型研究
4S 2022 Cholula, Mexico
4S 2023 Honolulu
4S 2024 Amsterdam
IAMCR 2024 Chiristchurch
IAMCR 2024 Chiristchurch
国際研究会議(The Weizenbaum Institute)
研究期間:2021年12月〜2024年11月
2020年初頭から本格的に世界を席巻した新型コロナウイルス感染症COVID-19は、世界中の多様な市民社会を揺るがす、世界共通のリスクとなり続けています。本プロジェクトは、COVID-19パンデミックへの社会反応について、人文社会科学の質的・量的な研究手法を組み合わせ、次の3つの領域で展開する国際比較研究プロジェクトです。
これらのダイナミクスについて、計算社会科学や科学技術社会論の技法を用いて分析を行います。さらに対象としては日本を中心に中国、台湾、韓国、英国、米国など各国・地域にまたがる調査や、個別事例を深掘りした分析を行います。
この研究プロジェクトにより、それぞれの社会的文脈において、パンデミックというクライシス状況下で、世界各地で実施されたガバナンスの異同や、その背景となったリスクの議論・共有・構築過程を理解することをめざします。この成果を通じて、コロナ禍からの市民社会のよりよい回復への道筋を示すことが期待されます。
早稲田大学 政治経済学術院
教授 田中 幹人
早稲田大学政治経済学術院 教授。2003年、東京大学大学院修了(博士(学術))。国立神経研究所流動研究員、早稲田大学大学院科学技術ジャーナリスト養成プログラム助手等を経て2021年より現職。計算社会科学や科学技術社会論をベースに、科学的リスク情報がマス/ソーシャルメディアを通じてどのように議論されているか、どう議論されるべきかなどの問題の研究をおこなっている。新型コロナウイルス感染症の渦中では、厚生労働省アドバイザリーボードメンバーや東京都リスクコミュニケーションアドバイザーとして分析・助言に関わった。