人づくり
近年、「科学離れ」「理科離れ」が叫ばれる中、ものづくりやイノベーションの基盤が揺らぐことが危惧されており、2015年3月には文部科学省が「理工系人材育成戦略」を発表するなど、日本の次世代を担う理工系人財の戦略的育成が課題となっています。
理工系人財に求められる能力は段階的・発展的に育成されることから、初等中等教育段階から取組むことが重要とされています。
そうした背景を受け、日立財団の注力分野である「人づくり」の柱であり、日立グループ社員を活用した中長期的視野に立った「理工系人財育成支援事業」の一環として、「日立みらいイノベータープログラム」を開発しました。
本プログラムでは、これからの理工系人財に求められる資質(探究心、主体性、チャレンジ精神、創造性)と能力(問題発見・課題解決力)を“未来をイノベートする力”と定義し、この力の育成をめざします。
また、この力を育成するために、「問題を発見する」「仮説を立てる」「計画を立てる」「情報を収集する」「仮説を確かめる」「整理・分析する」「創造する」を7つのKeyスキルとして設定しました。
児童は「理想の学校づくり」をテーマに、自分たちで設定した課題にグループで協働して取り組みながら繰り返しスキルトレーニングを行うことで、“未来をイノベートする力”を身につけていきます。2016年度から7年間で計18校42クラスで実施、1,410名の児童がプログラムを体験しました。
本プログラムは、フェーズ1スキルトレーニングとフェーズ2探究学習の2部構成です。
(上の図の(1)動機づけ〜(4)最終発表までの全4回が、出張授業です。日立グループ社員が講師としてアドバイスに伺います)
学校のリーダーとして学校をより良く変えるために、必要なスキルをトレーニングします
フェーズ1で学んだスキルを活かし、理想の学校づくりをテーマに自分たちで見つけた課題を設定し、グループで探究学習に取り組みます
日立グループ社員が「みらいサポーター(講師)」として参加する出張授業では、問題発見・課題解決の方法や日立グループの事例を伝えてアドバイスをし、「みらいイノベーター」である児童の成長をサポートします。
出張授業1回目 | 出張授業2回目 | 出張授業3回目 | 出張授業4回目 |
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公益財団法人 日立財団
「日立みらいイノベータープログラム」事務局
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