日立みらい財団(青少年更生福祉センター/矯正福祉会)
の出会い

「社会を明るくする運動」への協賛

青少年の更生を支援する広報映画を数多く制作

1974(昭和49)年から法務省の監修のもと「少年の非行の防止」をテーマとした映画を製作し、「社会を明るくする運動」※の広報映画として全国各地で上映されました。

宮崎美子さんや田中健さんといった当時の人気俳優を多く起用し、社会の狭間で非行に走りそうになる青少年が、 BBS(Big Brothers & Sisters)メンバーや保護司や家族など周囲の支援で立ち直る姿を描いています。

当初は貧困など社会情勢を背景にしたテーマでしたが、時代が進むとともに核家族の進展やいじめによる孤立といった社会課題も扱うようになりました。
それに連れて保護司だけでなく、非行少年の更生を助ける青年たちの奉仕活動であるBBS運動の有志なども役柄として登場し、青少年の更生や社会参加に奮闘する姿が描かれています。

そのほか各地の矯正施設への備品寄贈や矯正関係者の研修などといった各種事業とあわせ、竹内がめざした犯罪のない明るい社会づくりを支援してきました。

※社会を明るくする運動は、法務省が主唱する、犯罪をなくして社会を明るくするために、すべての日本国民が犯罪の防止と犯罪者の矯正および更生保護についての正しい理解を深め、すすんでこれらの活動に協力するように全国民によびかける啓発活動。

「十五歳の向こう側」1988(昭和63)年学校でのいじめでつまずき自暴自棄になった女子高生を、宮崎美子さん扮するBBSメンバーが明るく、力強くサポート。明日に向けて生きる意志を芽生えさせる。

「その先の光へ」2000(平成12)年将来への不安やいらだちで「キレ」てしまいがちな少女を、田中健さんが演じる保護司が見守る。優しくきめ細かいアドバイスで少女は自立の道を歩み始める。