学術・科学技術の振興
新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大を受け、株式会社日立製作所、同社役員、従業員、グループ会社役員からの寄付により設立した研究支援基金です
新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大を受け、株式会社日立製作所、同社役員、従業員、グループ会社役員からの寄付により設立した研究支援基金です。
【本基金の募集は2021年度に終了しています】
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミックが世界各国で甚大な人的・経済的・社会的影響を及ぼすとともに、その対処を通して政治・経済、法制度、科学技術、国際関係などさまざまな分野において多くの脆弱性や課題が浮き彫りになりました。
日立財団は、日立製作所ならびに同社役員や社員、グループ会社役員からの寄付により、「日立感染症関連研究支援基金」を設立しました。本基金は、COVID-19禍への対処において顕在化したさまざまな問題をエビデンスに基づき学術的に調査、分析、考察し、その知見を国際的に共有することをめざす研究に対して助成するものです。
助成対象研究プロジェクト5件を採択後、2021年12月から3年間の予定で研究活動が進められています。
「パンデミックにおける公衆衛生経済学と感染症予防の価値に関する国際共同研究―新型コロナ感染症の教訓、および、将来の危機に対する科学的根拠に基づく提言」
【研究代表者】東京大学 公共政策大学院 教授 鈴木 寛氏
「新型コロナウイルス感染症パンデミック下のマラリア根絶:社会・経済学と医学の統合的アプローチを通じた熱帯アフリカにおける挑戦」
【研究代表者】大阪公立大学 大学院医学研究科 寄生虫学分野 特任教授 金子 明氏
「COVID-19対策の国際比較分析〜リスクコミュニケーション、専門知、市民社会」
【研究代表者】早稲田大学 政治経済学術院 教授 田中 幹人氏
「ダウンサイドリスクを克服するレジリエンスと実践知の探究―新型コロナ危機下のアフリカにおける草の根の声」
【研究代表者】東京大学 未来ビジョン研究センター 特任講師 華井 和代氏
「パンデミックへのレジリエンス向上のためのアジアにおける下水疫学調査の実装」
【研究代表者】山梨大学 大学院総合研究部附属 国際流域環境研究センター 教授 原本 英司氏